店の毎日

小さい商店と猫の記録。

4/21 朝雨強い 二時前にやむけど寒い。やっぱりテレビ効果?

BSフジ「粋男流儀」http://www.bsfuji.tv/top/pub/ikidanryugi.html 効果かなあ。

 

先週、先々週に続いてまた週末雨ふり

店は駅から徒歩6分、6分はけっこう歩く。風が強い日(雨より風の方がひとが来ない!)と雨の日は開店休業状態で、おなじみさんがひょっこりいらしてくださらなければ店、潰れています。

5年ほど前に「雨の日と木曜日」が定休日のおされな店があったけど(その店は今なくなったけど)おされとかまったく関係なく「雨の日と火曜日が休み」にした方がいいくらいってかしろよ、ってくらいひと来ない。

それでもこうして、ざんざんぶりの中みなさま来て下さっているので

雨の日は休みません。

ずぶずぶになりながら歩いて来て、店閉まってると晴れた日よりショック大きいし腹立つ。そんな思いして来てくれる日は嵐でも開けていたいんだ、ってかっこええやん尾崎やんわたしってばてばて。

で、たくさんいらしてくれてありがとうございます。

一生であと1回くらいはみんな来てね。

 

一気にお客様がいらしたのでめっちゃ混んでるやん!って思ったけど

これがひとり帰り、ひとりお越しの出船入り船(気にいってます)の昨日のほうが客数が多い。

8人多い。

8人というのはすごいよ、

ふつうに雨の土日だと逆にそのくらいしかお客さんは来ないから、って晴れてもそうだけど。

 

でも最近つくづく思うねんけど、

店っていうのはじぶんの思った通りになっていくもんやなと。

なにをうたってるわけでもないし、コンセプトもないけど

思う通りの店になっていく、不思議や。

忙しくばたばた動くのが大好き!っていうひとの店はそうなってるし、

うちは、忙しくばたばた動くの、いろんなひとがめっちゃいっぱい来るの、いややなって思たらそうなってるし。

店を始めてから、売り上げを上げたいとか思ったことはないけど、

売り上げはまじめに開けてたらぜったいあるもんやと信じてたし。

私みたいに他人より突出した技能がない人間は同じ時間に開けて、閉める、これは守らなどうしようもない、ってのはわかってた。

 

一番難しい、今も明日もあさってもいちばん大変なんは

「じぶんの情熱の継続」これだけやで、ほんま。

売り上げとか客数とかそんなんより、どんだけ初心のままおれるか、

ってかおられへんって。

「なんでこんなことやってるんやろ」とか考えないまでも、

「悪いところぜんぶ治しますからわたしのこと好きになってください」

っていうのが無理なくらいに、情熱の継続はむつかしいねん。

これが無意識に継続するひとはそこがもう天才やな。

なんやかんや言いながら5年間毎日毎日朝から晩まで

料理っていうこの仕事に携わってるんやからそれはそれでこれやろなあ、

みたいなのはあるけど、毎日ちょっとずつ前進んでるやん!ってころからすれば

いまは進んでないよなあって思うし、果てには「なにやってんやろ」ってあほみたいなこと考えたりするわ。

空いた時間にほかの仕事をしようかなとかたまに思うけど

じっさいやる段になるとめっちゃ嫌やしっておもたらやっぱり店がええな、と思うたり。

 

あっ!このまえ気づいたんやけど

料理っていうか調理っていうのは技能やん、技やん

じぶんのそれを食べに、予約してれたりお金いただいてるとか

わああああごっついやん、て。

我にかえってみるとなんて図々しくって恐ろしいことしてるんや!って。

それを恐れずなんも考えんと続けていけてんねやから、やっぱりここかなと思うねんなあ。

いま、

「乖離」ってメモしてたんやけどなにとなにが乖離したのか

まったく思い出せません。

 

今日は夕方近くからメイシーが来てくれたので

やっとバースデープレゼントのムーミングッズを渡せました。(ムーミンの焼き型とキッチンタイマー)

 

雨で寒かった。12度くらい?

長屋の店のトイレは軒から外側に後付けでついてるので寒さはんぱなく

メイシーが「殺人的、老人は死にますよ」ってトイレ入って怒って出てきた。

 

夜はすっかりだれも来ず、なみちゃんが一瞬でビールのんで帰った。

あ、もう九時です。

閉めよう。

 

最近たぬき(いりさんの母猫、まだら柄。さび柄というらしい)がまた窓のところに座るよ。

2年前、たぬき一家誕生のころにかならずたぬきはまどの外枠に座ってて

急に再現だよ。

この態度なんかあるのかな、なんもないな。いやなんかあるのかも。

 

いま、メイシーがずっと続いてるヨガで覚えたポーズを4つ教えてくれて

指導してくれた。

これつづけるよ、みんなにもおしえよう。腰のびるし。

メイシー曰く「肩甲骨が若さのひけつ」らしいっす。