店の毎日

小さい商店と猫の記録。

5/1 wed 晴れたり曇ったり雨ふりだしたり 幼稚園ってすごい

朝から買い出し。

上野まで日比谷線で行く、日比谷線って竹の塚も行くんやね知らんかった、、知ったからってどうなるもんでもないけども。毎朝「あまちゃん」種市先輩にハンパなくときめく。ビーチボーイズで竹内豊をみたとき、嵐みたときと同じだよ、くるよ彼はくる、予言。

 

FBで幼稚園児がシャスタコーヴィッチの革命を演奏してる画像が廻ってきた。

まったくクラシックわからんわたし。日比谷音楽堂に初めて生のオーケストラ聴きに連れてってもらってめちゃくちゃ感動して、そのときの演奏がシャスタコーヴィッチだったからシャスタコーヴィッチは好きで(って好きっていうほど聴いてないくせに)おもちゃのマーチ的なテケテケ行進音楽みたいな、あか抜けてて聴いてて映像見えてくるっていうか今のはやりで言えば世界観?みたいなもんが好き、ってたぶんどれも生のオーケストラで聴いたら感動するんやろけど。

んで、きのう血圧が一気に下がってその原因を追求したら「レバーちゃうか」ってなってきょうも店にレバー食べに来た夫に「感動させたろ」とその幼稚園児の演奏のYouTube見せたらけちょんけちょんやった。「この先生の自己満足でしかないこんなデタラメにカットされた音楽聴いても超不愉快。これじゃ園児がかわいそう。もっときちんと曲を演奏させるべき。とにかくこの先生がすべてダメにしてる」と厳しいこと言うてた。むつかしなあ、奥がふかいんね。

 

幼稚園ばなしになって、ふみえちゃんが通ってた幼稚園は(毎日きてくれる友人)卒園までに宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を暗唱せなあかんかったらしい。んで卒園間近ラスト三人になってギリでけたらしいけど、いまもぜんぜん言えてなかった。三つ子の魂どころか、5歳の魂どっかいったんね。わたしは幼稚園時代なんにも覚えない。一個だけ覚えてるのが、年長さんで教室で版画みたいなやつやって、家描いて、空描いてめんどくさなってきて、インクつけたけどめっちゃええ加減にゴシゴシしたら偶然にいろんな大きさの雪降ったみたいになんでか刷り上がって、先生ものすご興奮しだして「これは雪ね!すごいわ5才で雪の景色つくってるわ!!すばらしい」と大騒ぎになってずっと張り出されて、あげく新聞にも載った。どこがどないなったかそんな傑作呼ばわりされて、偶然やのに嘘をついたような羽目になったじぶんの申し訳ない気持ちを今もきのうのことのように思い出す。あのあと母も「あんた天才ちゃうか」と喜んでたし。私の絵は手をぬいたらいけるんちゃうか?と変な思いこみして途中までデッサン必死にしてたのに急に手抜きで色塗って仕上げた「鉄棒してる友だち」も地元の展覧会で金賞とった。その栄光を引きずって小6の卒業文集には「将来ミレーのような画家になる。」と書きました。あほやあほ。

引っ越して偶然小3から6年まで同じ先生やってんけどその先生が美術の先生で毎朝15分のデッサンの時間があったねんな。先生も力入れて教えてくれたしけっこう夢中でやってた、みんな遊び半分やったけど。それもあって本気でおもてたんやな画家。

子どもがおらんからそれがなんとも堪えようがないくらい辛いときがあるねんけど、それはそんなじぶんがも一回やってくるみたいな気がしてすっごい楽しみやねんな。でも実際はそんな絵空事やないし、最近は子どものおらん幸せっていうのも見つめていかなあかんな、とか思えるようになったよ、ちょっとだけやけど。

とかいいながらなんも考えてない毎日が過ぎてゆきます。ゆきます。