店の毎日

小さい商店と猫の記録。

5/7 tue 楽しいなやっと休み。どんより曇りで肌寒い。

ゴールデンウィークが終わった。今年は大人数の予約もあったので気、張ってたし。で休み、休みやからっていつも何するわけでなくなった中年時代。でもうちにはねこねこねこがいるのでそれだけでしあわせ。かわええよ、そらね子どもにはかなわへんけど猫もよろしいえ。

まず先週借りてた桐島のDVDを返しにTSUTAYAへ。ここアーケード街にあるねんけど最近黄色いハッピ着たあの自転車整備員の勢力が増してまったく自転車止められへん。わたしは若いころから基本、意外なことに路駐もしないし自転車も必ず駐輪場へいれるほうのひとだけどめっちゃ遠いねん、ここの駐輪場。ってか返すだけ3秒、一瞬だけでも自転車置けるとこ作れよTSUTAYAさんよう。東京の悲しいとこよなあ、店の前に駐輪場がないという。それにしてもあのハッピヤローの偉そうなことってないで。ああいう特権意識ってえげつないよな。死ぬまでだれかに偉そうにしたいねんな、あほちゃう。

ほんま早くインターネットでふつうにレンタル配信出来るようになってほしい。

 

朝から返さなあかんから大急ぎで「アルゴ」鑑賞。アルゴは確かアカデミー賞獲ったよね。これ大好きなオーシャンズに似てるわ、画の色とか展開のテンポとかって思って何気にみたら制作ジョージクルーニーなんね、なんてわかりやすいひと。まったく歴史がわからんわたしにとっては教育映画みたいやったけど1980年のイランってこんなやったんや、ってか世界でこんな空港があって民兵も警察もごっちゃまぜの少年も銃もってこんな街がずっっとあるんやって。シーンのひとつにアメリカ大使館があわててシュレッダーかけて処分した顔写真を、兵隊に監視されながらパズルみたいに小学生が破片探して張り合わせるシーンがあるんやけどぞっとした。夫は「それでも4歳の子に撃ち殺される国よりずっといいよ」って。そうやな、少年兵よりその国のほうが狂ってるな。実話やから結末は分かってるんやけど心臓が口から出てくるんちゃうか、ってくらいドキドキやった。この救出劇を企てたCIAの彼の勇気と本気(といっても彼にすれば職務として前に進むしかなかったんだろうけど)それに乗っかって殺される恐怖のなか役になり切る職員、とにかくあきらめへんねんな。ベタやけどあきらめへん度合いがアメリカはハンパなくて観ててすっごい力湧くわ。大地で育つとなにもかもスケールでかいんかなあ。おもしろかったほんまおもしろかったさでもアカデミー賞って言われるとそれはちょっとちゃうんちゃう?って思うた。

今日もきのうの月曜日開けたらしい大黒湯は休みでニコニコ湯へ。8時過ぎてたから44度のお湯でふつう。でも450円でこの極楽は銭湯は神やな。なくならんといて欲しい。でやることもないし観たいテレビもないし本を読もうってことで猫といっしょにベッドに行って本読まず10時半には寝てた。地味でっしゃろ。

あ、「勇気と本気」といえばきのう友人が面接したパート希望の男性の履歴書の(長所と短所)の欄に「短気ですが元気」って書いてあった、っていう話しを思い出した。