店の毎日

小さい商店と猫の記録。

4/30 tue 雨って言うてたけどけっこう曇。「桐島、部活やめるってよ」が傑作やったで

傑作ってなんやろ?っておもたときに何十年も経ってもだれかが掘り起こしてくれそうなやつ、やとおもて、この映画はそれが想像できて、作り方もなんか新しくてそれは「この空の花」も同じ感動やってんけど映画っていうもんができることをむき出しに見せられてる感じがするねんな。ああ映画観てるわ、という。それはもちSF大作なんか観ててもそやけどさ。桐島は高知ロケやった、一ヶ月かけて撮ったそうな。せやからあんなに役者さんの演技が観ててノーストレスやねんな。監督の吉田大八さんは「腑抜けども」の監督やった、あクヒオ大佐も。腑抜けどももクヒオ大佐もおもしろかったし好きな映画やから相性がえんやな。それにしても大衆は案外正しい、というか桐島はおもしろかった、新しい風がぴゅーぴゅー吹いてる映画やったで。後世に残るね、とか言ったりして。ま、それはわからんけど観てないひとは観てください。自分探しなんかせんでもあなたは桐島の中にいますから。うへへ。

今日は休みでゴールデンウィークの中休み。あと4日、でも今年はあんまり疲労感がないな、なんでやろ?足裏のせいかそれともダイエッティングのせいかしらん。

鶏屋も大門商店街の鳥屋もぜんぶ閉まってて、あげくマクドナルド行った。でもマクドナルドもう年に何回かでいいな、歳のせいかそれともマクドに勢いがないんかわからんけど。また大黒湯休みでニコニコ湯へ。湯温48度、攻めてるなニコニコ湯。

で、いきなり都知事の失言騒ぎの感想書いてたわ。

もともとオリンピックなんて東京に来ないと思ってたし今回の発言は日本のつけやきオリンピックを露呈していて(だってそんな知事を選んだやん石原もしかり)そもそもこの中心にいるひとは東京招致なんてどこら絵空事ってわかってるだろうし、そこで75億円をこの失言のせいにできてよかった。

二年前の大震災で行方不明のかた、住むところや仕事をなくしたひとの家や仕事、福島第一原発の事故後の毎日の放射能漏れ、海への垂れ流しいまだ作業の目処も立たないこの国でオリンピック、ないよないない。

住むとこなくて仮設住宅に住んでるねんよ、天災と原発事故という大罪のせいで。

住むとこないひとが仮設住宅東京オリンピック観るんか?そんなことする前に「わたしらの住むとこどないかしてよ」って思うやん。わたしなら思うわ。そんなことに元気づけられたりぜったいせえへん。盛り上がってるひとってなんなん?とさえ思うよ。招致の運動でかつぎだされてるタレントや文化人とかあほちゃうかと思う。

それって当たり前のことやん。

先にせなあかんことしようや。