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店の毎日

小さい商店と猫の記録。

ミシン

きのうの夜、夫のお店に共通のお客さまが見えて、仕事の話しから縫製の話しになり。

「工業ミシンならうちにあったんだけど」と夫、「えっどうしてですか????」とお客さま、

「かみさんが使ってたから」と。

デニムも皮革も帆布も縫えて、

昔からの工業ミシンのピッチが好きで、あのピッチでしか雑貨の縫い物をしたくなかったので千住の家の近くのミシン屋さんで見つけて結婚してすぐに購入したもの。


このたびの引っ越しで

捨てた。

ミシン屋には引き取りにすごい金額を言われたので捨てました。


お店をやってからの丸9年まったく触らなかったんだけど。

私にとっては蔵書と同じく

じぶんをかたどってたものの象徴で

使わなくても持ってること、そこにあること、目につくことが立ってられるモチベーションにもなったんだけど。

でも捨てた。


なんでだろう。


今思えば引っ越し先に置けなくもないし、物は持たない方なので

あと大事なものって今は猫と車くらいなのに。

今朝まで忘れてたけど

ミシンの話しになってとても悲しい気持ちになった。

捨てなきゃよかったかなとも思った。


いまもふと、思い出して悲しくなって

でもやっぱり

これからの時間の方が短いわけで

大事なミシンを捨てたんだから

ミシンより大事じゃないものは

もう持たないようにしようと

思ったしだい。